福井市木田地区は、越前中央山地に源をもつ足羽川が形成した緩やかな扇状地に位置します。

 「木田」は、平安時代の荘園「木田庄」から、江戸時代の「木田地方」、明治時代の「木田村」へとつながる古い郷名です。

  人々が生活していた歴史は古く、約2千年前の弥生時代の集落「木田遺跡」が発掘されています。そして、平安時代、奈良興福寺の荘園「木田庄」としてその名が古文書に現れます。江戸時代には、京へつながる北陸道と美濃につながる東郷街道が交わる道筋が「木田町組」となり、城下町に接する農村は「木田地方」と呼ばれました。そして明治22年、山奥・花堂・木田地方・板垣・下馬の5ケ村が合併して「足羽郡木田村」が発足します。当時、大町と別所は六條村に属しました。

 明治29年には北陸本線の敦賀~福井間が開通し、木田地区に初めて鉄道が走ります。大正時代には福武電気鉄道も開通しました。

 昭和11年木田村が福井市に合併し、戦後は住宅地の増加と田畑の減少が進みます。平成16年の福井豪雨では、足羽川の堤防決壊により広範囲にわたる被害を受けましたが、災害を乗り越えながら、市街地を拡大し発展してきました。

 木田地区は、市の中心部に近くて公共交通のアクセスが良く、多くの医療機関や商業施設、公共施設があるなど、便利で生活しやすい地区であることから、子育て世代を中心に新たな人口の流入が多くなっています。

福井市木田地区の基本情報

人口 14,164

世帯数 5,782

自治会数  82

自治会加入率 68%(市72.2%)

高齢化率 22.4%(市29.8%)

後期高齢化率 11.8%(市16.6%)

木田小学校生徒数 850

明倫中学校生徒数 689

児童クラブ数 5

 木田児童クラブ(旧木田公民館内)

 第2木田児童クラブ(旧木田保育園内)

 さざんか児童クラブ(さざんか児童館)

 のびっ子クラブ木田(木田小学校内)

 放課後児童クラブわくわく木田ほのか(ル☆レーヴほのか敷地内)

私立幼保連携型認定こども園 4

 昭和幼稚園

 福井佼成幼稚園

 やわらぎ木田認定こども園

 めいりんこども園

公共施設

 福井県児童・女性相談所

 福井市木田公民館

 さざんか児童館

 福井市地域子育て支援センター

  ぱんだルーム

  ハーツきっず羽水ひよこるーむ

 福井市美術館

 福井南郵便局

 (各データは2023年を基準としています)