2023年開催

明治29年(1896)、木田地区に鉄道が走ってから今年で127年。そして2024春、足羽川にかけられた新たな橋を通って北陸新幹線がやってきます。木田地区にある「福井操車場」は、鉄道の歴史の中で、貨物輸送の重要な役割を担い経済の発展に貢献してきました。「南福井駅」は、昭和15年(1940)「福井操車場」として開業し、その後、駅に格上げされ、国鉄分割民営化によりJR貨物の駅となり、今も嶺北地方の鉄道貨物輸送の拠点となっています。

2022年開催

木田地区には、北国街道につながる春日口から、東郷、大野をへて美濃街道に向かう「歴史の道」が通っていました。また、江戸時代から流れている「木田用水」は、足羽川の豊かな水を今も田畑にとどけています。さわやかな季節、木田の歴史の足跡を探しながらサイクリングを楽しみましょう!

10kmコース

木田公民館START→板垣神社→下馬の白山神社→木田用水→県立図書館(トイレ休憩)→分水工(ガイド)→江戸時代の木田用水跡(ガイド)→足羽川堤防→板垣中央公園→木田公民館GOAL

2021年開催

木田遺跡は、昭和45年、木田町の畑から土器が見つかったことから発掘調査され、弥生時代の終わりから古墳時代初めの集落遺跡であることがわかりました。当時の風景は、村の中を人工的に作った川が流れ、その間に数軒の竪穴式住居と呼ばれる家が立ち並んでいました。竪穴式住居に家族がそれぞれ暮らし、日々の生活は稲作を中心とした農業が中心で、遺跡からは鍬(くわ)の柄などが出土しています。また、木田遺跡からは、祭祀に用いられた装飾品の勾玉(まがたま)や管玉(くだたま)も出土しています。木田遺跡から西に見える足羽山の山頂には、多くの集落を支配していた首長の古墳が造られていました。木田遺跡は、市街化で破壊されないよう「新木田公園(にんじん公園)」の下に保存されています。